まぐろぐ-FEHメモ帳

主にFEHの闘技場関連で、査定計算などを取り扱っています。Twitter:kmaguro

闘技場/フレンドダブル戦

今回は、2019年4月末より開始となったフレンドダブル戦について解説します。
ルールがよくわからない方、ハイスコアを出す方法を知りたい方に向けた記事になります。


 

 

フレンドダブル戦とは?

フレンドダブル戦は火曜日の16:00~翌週08:00までをワンシーズンとする闘技場の一種で、闘技場や縛鎖の闘技場と同じくシーズン中の最大スコアによって順位を決めます。シーズン終了後、最大スコアによる報酬(英雄の翼)と、順位による報酬(神竜の花)が貰えます。

自パーティの4名の「査定」を参照して基本スコアが決定する点は他の闘技場と同一ですが、対戦相手はプレイヤーのパーティではなく、フレンドダブル戦の名の通り、伝承ロイ以降の伝承英雄に加え、パーティの4人目のキャラクターがフレンドのキャラクターとダブルを組めるのが、最大の特徴です。

神竜の花は捨てがたいところですが、このコンテンツで上位に入るためには必ずダブル効果を持った伝承英雄が必要になってきます。

フレンドダブル戦の特徴

概要と重複する部分もありますが、プレイ中に生まれた疑問点になるべく対応できるように箇条書きにします。
ハイスコアを出す方法のみが知りたい場合は読み飛ばしてください。

  • フレンドダブル戦は火曜日の16:00~翌週08:00までをワンシーズンとする闘技場の一種
  • シーズン中の最大スコアによって順位を決める
  • シーズン終了後、最大スコアによる報酬(英雄の翼)と、順位による報酬(神竜の花)が貰える
    • スコア報酬は最大950点以上とやや厳しいが、900点でも英雄の翼が500減るのみ
    • 順位報酬は1000位以内で神竜の花50、3000位以内で神竜の花40と差が大きい
  • ターン制限は10ターン
  • シーズン中のプレイ回数に制限はなく、何回でも挑戦できる(強いて言えば1日100回まで)
  • 任意の4人パーティを編成し、一番右のキャラクターとフレンドのキャラクターがダブル状態で出撃できる
    • 借りることのできるキャラクターは、フレンドが派遣助っ人設定で設定しているキャラクターから任意に選べる
    • 派遣助っ人キャラクターは第一部隊の先頭(挨拶に行くキャラクター)とは別に設定できるが、スキルセット固定は出来ない(飛空城などでスキルを変更したとき、変更が反映されてしまう)
    • 同じフレンドのキャラクターを借りられるのは1日1回のみで、16:00に復活する
    • 仮に100人のフレンドをすべて使用しきった場合、ダブルなしで出撃することになる
  • ダブルの効果を持った伝承英雄が一番右以外にいて、ダブル相手を設定済みならば、ダブル状態で出撃できる
    • 仮に一番右においた場合、フレンドのキャラクターが優先される)
    • ダブル相手の設定は、仲間メニュー→仲間との交流から設定可能
  • スコアの決定方法は、以下の4つ
    • プレイスコア(2019/04/29現在、最大760+150ポイント)
      • 難易度ごとの基本スコアと、プレイスコアボーナスを合計したもの
      • 難易度選択が可能だが、ここでは上級以外は無視する
      • 2019/04/29現在、上級では最大762点(実質的には最大760点)、決定方法は後述
      • 闘技場と同じく、味方ロストによる減点あり
      • ダブル状態のキャラクターによる撃破で、1人撃破につきプレイスコアボーナス+5点
      • 赤を青、青を緑、緑を赤、無を無属性のキャラクターで撃破すると、1人撃破につきプレイスコアボーナス+10点(有利属性ボーナスと仮称)
      • 上記2つのボーナスは同時に達成可能で、敵は10人なので、最大で150ポイントのプレイスコアボーナス
    • 協力レベルボーナス(2019/04/29現在、最大2ポイント)
      • 各シーズン1勝することで1レベル必ず上昇する協力レベルに応じて加点
      • 毎週プレイすれば、1点ずつだが必ずスコアが上がっていく
    • フレンドボーナス(最大8ポイント)
      • フレンドのうち、スコア上位の3人のスコアをそれぞれ÷100したものの合計
      • 800点を出すことは容易なので、まともにプレイしているフレンドが3人いればまず間違いなく8ポイントが入る
    • ミッションボーナス(最大25ポイント)
      • シーズンごとに決められたボスキャラクターを、自分を含むフレンド内で何回撃破したかによるボーナス
      • 最悪初級周回で一人でも簡単に達成できるので、必ず25ポイントが入る
  • 上級の基本スコアは、闘技場で相手として登場した時の防衛査定値と同一
    • 査定を参照するのは編成した4名のみで、フレンドのキャラクターや、伝承英雄のダブル相手のキャラクターの査定は影響しない
    • 闘技場と同じく、伝承効果が有効
    • 中級、初級ではそこから100ポイント、200ポイント引かれた値になる
  • 対戦相手はプレイヤーのキャラクターではなく、シーズンごとのボスキャラクター(初回は伝承アイク)に合わせた作品統一のキャラクター数名とモブで構成される合計10名
    • そのうち初期配置が4人、増援が2人、4人(最後の増援でボスが出現する)
    • 統一テーマや全体の出現位置は決まっているものの、登場キャラクターやキャラクターごとの出現位置は毎回変わる
    • マップは上下に敵の出撃位置が別れており、挟撃される形になる
    • スキルは本人が元々所持しているものを優先して装備している(空いているスロットにはランダムなスキルが装備され、武器は錬成されている場合もある)
    • 敵の強さは、後述のスコアによって強化されていく
  • 査定が参照されるのは編成した4人のみで、フレンドのキャラクターや、伝承英雄のダブル相手のキャラクターの査定は影響しない

ハイスコアを出すためには

前項を読んでいただくか、実際プレイしてみると分かる通り、4つのスコア決定方法のうちフレンドボーナス、ミッションボーナスの2つについては必ずフルスコアを獲得できるものと思ってよいと思います。協力レベルボーナスについても毎シーズン1ずつの上昇となるため努力のしようがなく、比重も小さいので考える必要は無いでしょう。
ハイスコアを目指す上で重要なのは基本スコアを決める4人の査定を可能な限り伸ばすことと、プレイスコアボーナス(最大150ポイント)の全獲得になります。

ここで一度振り返っていただきたいのは、上級の基本スコアは防衛査定値と同一である(実質的な最大値は760)ということと、プレイスコアボーナスについてです。

  • ダブル状態のキャラクターによる撃破で、1人撃破につきプレイスコアボーナス+5点
  • 赤を青、青を緑、緑を赤、無を無属性のキャラクターで撃破すると、1人撃破につきプレイスコアボーナス+10点(有利属性ボーナスと仮称)
  • 上記2つのボーナスは同時に達成可能で、敵は10人なので、最大で150ポイントのプレイスコアボーナス

4枠目のキャラクターは特別にフレンドのキャラクターとダブル状態になることができますが、それぞれ別の色のキャラクターにして有利属性の全員を撃破させたとしても所詮は2色、ダブルでない有利属性のキャラクターで倒したとしても、単純計算で(有利属性ボーナスよりも加点の低い)ダブル撃破ボーナス5点×敵10人の半分の5人で25点を損してしまいます
ハイスコアを目指す上で基本スコア、つまり防衛査定面でその25点・・・・・・言い換えると5000SP、限界突破25回分をカバーするのは不可能であるため、「ダブル状態で4色を揃える」のが、何よりもスコアを上げる近道で、特に最大スコア報酬の950ポイント以上を狙うならダブル能力を持った伝承英雄を1名編成することが必須条件になります。
裏道はないので、「伝承英雄が必須なんて……。」と思った人には、今回ばかりは「報酬を諦めてください」としか言いようがありません。

(私見になりますが、闘技場には”試行回数”と”ある程度のキャラ資産”さえあれば充分至天の召喚王階級維持や縛鎖上位入りが可能だった攻略側に比べ、高スコア防衛提供側の見返りが少ない(課金額は大きく違うのに、順位でみると同じになってしまう)という課題が当初から常にあり、”防衛査定値をそのままスコアにする”という形を取ることで、同じくらい課金している人だけが並んで上位を取れる場を設けることがこのコンテンツの大きな狙いの一つのように思います)

ですが、「ダブル能力を持った伝承英雄を1名編成する」「ダブル状態で4色を揃える」「防衛査定値を可能な限り伸ばす」という方針さえ固まってしまえば、やることは単純です。


パーティ編成

過去の記事で述べたとおり、伝承英雄とその祝福英雄は2人ずつが最も効率が良い(次点で1人と3人・3人と1人)ので、ダブル効果を持った伝承英雄(2019/04/29現在では伝承ロイもしくは伝承アルムしかいません)と、それと同じ伝承属性の伝承英雄を一人、祝福英雄を2人用意しましょう(他に伝承英雄がいないときや、いるけども8凸未満で、10凸の祝福英雄ならいる時は、そちらを優先したほうが良い場合が多いです)。
各英雄の選択は各自の限界突破やスキル習得の状況次第ですが、

magulog.hatenablog.comこの記事のより上位のTierに属するキャラクターがオススメです。
また、水風シーズンなどダブル効果を持った伝承英雄とそのシーズンが一致していない時もダブル効果を持った伝承英雄一人は必須なので、残り3人をシーズン伝承英雄を1人、その祝福英雄を2人、もしくは2人と1人で統一してください。
いずれにしてもこのとき、その3人のうち誰か1人は必ずダブル効果を持った伝承英雄と別の色のキャラクターにしてください。そのキャラクターを一番右の枠に配置します。
仲間メニューの仲間との交流から、ダブル能力を持った伝承英雄のダブル相手を選びます。当然、伝承英雄と一番右の枠に設定したキャラクター、どちらとも色が違うキャラクターを選ぶ必要があります。この相手は査定を問わないので、わからなければとにかく強いと思うキャラクターを設定すれば良いと思います。理由は後述しますが、個人的にオススメなのは、スルトやハロウィンミルラなどの”全距離反撃をせず””倒されにくい”壁役ユニットです。疾風迅雷による一撃離脱を得意とするキャラクターや伝承アクアやリュシオンなどの戦闘力もある程度高い踊り子も良いと思います。査定は参照されないので、補助は引き戻しや踊りでも全く問題ありません。
最後に、フレンドのキャラクターを選択します。ここではダブル能力を持った伝承英雄、そのダブル相手、フレンドのキャラクターとダブルを組む一番右枠のキャラクター、いずれとも色の被らないキャラクターを、先ほどのダブル相手と同じ基準で選べばokです。使いたいキャラクターが条件に合う色でいなければ、一番右枠のキャラクターを入れ替えて見ると良いかもしれません。
伝承アルムではなく伝承ロイを使う場合には無属性のキャラクターを編成する必要があり、高査定の無属性キャラはカイネギスやベロアなど数少ないため、フレンドのキャラクターで用意するのが良いかもしれません。

実際の攻略手順

スコアボーナスを逃さず取るため、倒されないことは勿論ですが、ダブルを組んでいないキャラや有利属性以外で反撃して誤って倒してしまわないことを強く意識します。
そのために重要なのが、スルトやハロウィンミルラなどの全距離反撃をしない硬い壁役キャラクターを編成することです。
ダブルの交代は行動終了後でもできるので、有利属性のキャラクターをプレイヤーフェイズで撃破したら、それ以外の敵の攻撃を反撃しないキャラクターで誘導します(ざっくりと説明しますが、大多数の場合、撃破可能なキャラクターが居ない限りは反撃しないキャラクターを攻撃してくれます)。そしてまたプレイヤーフェイズで疾風迅雷を絡めて有利属性だけを倒していくようにすれば、プレイスコアボーナスの全獲得が可能かと思います。
引き戻しや入れ替えなどの移動系補助を採用する方法は無くは無いのですが、個人的にはこのコンテンツにおいてはそれらは採用が難しい割に有用性はそれほど無いように思います。

少ネタ

活用できるかどうかは微妙ですが、いくつか。

  • 上級のスコアは防衛査定値の簡単チェックに使えます
  • 伝承チキ2人を含むTier1を4人並べれば762が出る闘技場防衛と異なり、Tier2の伝承ロイや伝承アルムを編成する必要があるということは、最大の査定値は761.5です
  • 言い換えれば、1.5P、300SP分の査定を落としても基本スコア760は維持できます
  • ということは、伝承チキ1人と、Tier1の祝福英雄2人なら、伝承アルムは9凸でかつ複合応援が+でなくとも760が出ます
  • 同様に、伝承チキ1人と伝承アルムが1人、Tier1祝福英雄が1人でいずれも10凸フル査定なら、残りの一人はTier4祝福英雄でも可です
  • 同じく、伝承チキ1人と伝承アルムが1人、Tier1祝福英雄が1人でいずれも10凸フル査定なら、残りの一人は引き戻しを装備したTier2祝福英雄でも可です
  • 要はTierリストの横の数字で、4人の合計が452.0P(+基礎点300.0、祝福8.0)になるように編成するのが最も効率が良いです
  • 760を出せる人でなくとも、4で割り切れる数に調整するのが効率が良いので、引き戻しを使いたい場合などは計算してみてください

最後に

このコンテンツが面白いかと問われると、私は正直うーんと反応してしまいます。
ただ、今まで多額の課金を要求するボランティア活動であった防衛提供に「1位」という見返りが出来たことは上客を繋ぎ止めるために大きな変化だとは思います。
それよりも、従来の闘技場や縛鎖に加え、飛空城というとても面白い常設のデイリーコンテンツが出来た中で、更に週課を加えることに少なからず不安があり、それがやり直しが効き、仕組みさえ分かってしまえば簡単にノルマを達成できるわかりやすいコンテンツだったことに安堵感を覚えました。
とても良くはないけど、悪くはないのなあという感じですね。